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成人の虫歯予防2

こんばんは。古川歯科 医院長 古川です。

夜は涼しく快適ですね。
成人の歯の予防についてお話をしましょう。
前回は虫歯の成り立ちについて小難しく話をしました。虫歯というのは生活習慣病で…という話です。
歯を一日10回磨いても虫歯になる人はなります。歯を全く磨かなくても虫歯にならない人がいます。なぜでしょう?
それは、ライフスタイルや食事の内容、唾液の量など様々な要因が絡んでいます。
その中で、われわれ歯科医師が介入できる虫歯予防策としては大きく4つ挙げられます。
・クリーニング、PMTC
・シーラント
・フッ素塗布
・生活指導、ブラッシング指導
4番目の生活指導は大の大人にやるのはしんどいので、あまりしません。
今日はフッ素塗布についてお話ししましょう。
フッ素塗布って子供のものじゃないの?と思った方、いると思います。しかし、大人もフッ素なんです。
おおざっぱな話をすると、歯の表面は食事をするたびに溶けています。食事をすると口の中が酸性に傾き、歯の表面は少しづつ溶けていきます。それを必死に唾液が中性(正確にはアルカリ性)に戻そうとし、カルシウムを歯にくっつけます(再石灰化)。食事をしてから歯と口の中がもとに戻るまでに約2〜4時間かかります。
一日に何回も、食事のたびに歯が溶けています。ということはおのずと食事の回数が多いと虫歯になりやすい。とか、口の中に何か入っていると歯が溶けている(あめ玉とか)。ということがわかりますね。
じゃあ、この歯を溶けにくくすることができたらどうでしょう?溶けにくいから虫歯にもなりにくいですね。
それがフッ素です。
フッ素は以前もお話ししましたが、歯の表面を構成するハイドロキシアパタイトに作用し、フルオロアパタイトに変化することで酸などに溶けにくくなり、歯質を強化し虫歯を予防します。また、初期虫歯もある程度治すことができます(再石灰化)。

大人の歯も強化して、虫歯予防!
痛い思いとは予防歯科でさよならしましょう!

続きはまた書きます。それでは。

投稿日:2009年7月5日  カテゴリー:成人の虫歯予防, 未分類