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この歯は~年もった。

「この歯はもちますか?」

「前にいれた差し歯は10年もちました。」

 

この「もつ」という言葉。おかしいと思いませんか?

歯をもたせるのは患者さん自身のケアなのです。歯をもたせるのは材料や歯科医師の腕でもなく、患者さんの日常の歯磨きや歯科医院への定期検診なのです。

また、かぶせものが再度虫歯になったり、歯周病で抜けてしまったりするのは食事や歯磨きを含む、生活習慣が原因です。歯を磨かない人がいくら頑張っても歯はもちませんし、いくらいい歯を入れても意味がありません。

 

「この歯は10年前にいれたけどよく持ってるが、最近入れた歯はすぐ取れた。なんでですか?」

こういう質問も多いですね。

これは、10年の間に患者さん自身の口の中の環境、生活習慣、食生活、加齢変化など周囲環境の変化があります。そうすると以前入れた時は条件がよかったので比較的長持ちしているが、最近入れた時は環境が悪くなっているのですぐ取れた。とこういう具合になります。

 

歯がもつ。というのは虫歯と歯周病がコントロールされて初めて成り立つものです。

ですから、治療を始める前にクリーニングが必要ですし、治療後がようやくスタートラインなのです。

 

子供さんの歯の治療。「詰め物がすぐ取れるんです。」という方、非常に多いです。

そもそも。小児は唾液が多く、詰め物を確実に治療するのが困難です。また、歯磨き自体が未熟なので大人の仕上げ磨きがあっても磨き残しが多く、再度虫歯になることが多いです。

そういう理由もあり小児の詰め物は取れやすい。ということです。

 

投稿日:2010年6月30日  カテゴリー:子どもの歯の治療, 成人の虫歯予防, 未分類, 歯周病