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幼稚園検診後の指導

当院での幼稚園検診後の文章です。お子さんをお持ちの方は読んでいただくといいかと思います。

歯の大切なお話

 

「ものをかむ」「顔のかたちをつくる」「言葉をはっきりはなす」など、歯は人にとってとても大切なものです。

「かぜをひいた」「おなかがいたい」などの病気は、薬を飲んだり、休んだりすると、元の元気な体に戻ることができますが、歯の病気である虫歯は1回なると、けっしてもとのきれいな歯にはもどれません。乳歯は子供の成長にとって必要なものです。

6歳ころから永久歯がはえはじめますが、乳歯が虫歯になっていると、これからずっと使っていく大人の歯を虫歯にしてしまうかもしれません。とくに奥の乳歯は10歳~12歳まで存在しますから大切にしないといけません。

「虫歯になってしまった」と悲しんでばかりで治療を怠ると、虫歯はどんどん悪くなり、ついには抜いてしまわなければなりません。

虫歯にならないよう、気をつけると同時に軽いうちに治療することは大切なことです。

 

では虫歯にならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

虫歯を防ぐためには「物が口に入っている時間を少なくする」「歯を正しく磨く(仕上げ磨きは必ず)」「物をよく噛んで食べる」の3点が重要です。

物が口に入った瞬間から歯が溶けだします(食べ物を溶かすため)。歯が溶けるのが止まるのは口の中のものが無くなってから20分かかります。できるだけ間食の回数を減らすのが予防のポイントです。また口の中に残りやすい飴やキャラメル、ハイチュウなどのキャンディーガムも虫歯の大きな原因です。

歯を正しく磨かないと、1日何回磨いても虫歯になってしまいます。保健所や歯科医院で歯磨きの指導を受けましょう。もちろん保護者の方も一緒に。

物をよく噛んで食べるだけで多くの効果があります。まずは消化がよくなる。そして唾液の分泌を促すことで虫歯の予防になる。脳の発達を促します。最近は食べ物が柔らかくなりすぎて、咬むものが少なくなってきています。またそのせいであごが小さいお子さんが増えています。これは歯並びにも影響しています。ときには硬いものも食事の中に入れましょう。

ゆびしゃぶりやテレビの影響で口を開けたままにしてしまうお子さんが増えています。

口を開けたままにしてしまうと扁桃腺の病気や歯並びに影響します。お子さんの口元に注目してください。

歯並びが悪いことは病気ではありません。しかし場合によっては他の病気を引き起こしたりする可能性がありますので、その成長の過程で歯科医院にご相談ください。

 

フッ素は虫歯を予防するのに非常に効果があります。普段からフッ素入りの歯磨き粉を使うことで歯科医院でのフッ素塗布よりも大きな効果があります。継続的に使いましょう。

投稿日:2014年3月3日  カテゴリー:子どもの歯の治療, 未分類