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何かとことなかれ主義

歯を削るのが良くないとか、神経を取らないほうがいいとか、なんでも温存、保存がいいとされている歯科界ですが、本当にそうなのでしょうか。

どこまでが本当なのでしょうか。ネットの症例を診て「これが私の病気だ!!」と思うことは、星占いやTVの占いで「これ当たってる」というのと同じくらい信憑性の無いものです。
虫歯がひどく、神経を取らないといけないぎりぎりの場合、温存して、結果感染してしまい、結局何カ月か先に痛くなって神経を取る。これでいいのでしょうか。
その時々で常に歯科医師は決断に迫られます。
削るもの、削らないもの。神経を取るもの、取らないもの。
ことなかれ主義や、情けをかけると、お互いにいいことがありません。
神経を取っても歯の寿命に変化はないのです。
やらないといけないときは歯も抜くし、神経も取ります。
やれ「削らない治療」や「神経を残す」なんて事を言っていても、現実はそんなに甘くないです。
神経の炎症になればそんな悠長なことを言っていられないのです。
そもそも「削らない治療」を望むなら、削らなくても済むように日々のケアと定期健診を受けるべきなのです。
当院では定期健診の患者さんが7割を占めます。
美容院に行く感覚で歯医者にも来ていただけるようにこれからも精進いたします。

投稿日:2016年5月12日  カテゴリー:未分類, 歯周病, 院長の戯言