院長ブログ

神経を残す治療の難しさ。

開業当初より、虫歯を除去した時に一部神経の出た場合はファーストチョイスとして、歯髄(歯の神経)を保存する方法を取ってきました。

実際、そのままうまくいくこともあれば、痛みが強く神経を除去することになったものもあります。

患者さんからしてみれば、神経を保存することに意義があるのか?という疑問もあると思います。

実際、神経のある歯と無い歯のサバイバルレート(生存率)はあまり変わりません。

歯の神経は痛みを感じるしか機能のないのも事実です。

今までは

神経を残した際に2~3カ月くらい様子を見ていましたが、やはり最終的に神経を取るような場合は処置後2週間くらいでしみるのが強く出てきます。そういう場合でも少し様子を見ることをしてきましたが、やはり予後がよくない。

何が患者さんのためなのか?

痛みを取ること。

歯を残すこと。

 

それぞれの価値は患者さんが決めないといけません。

それでも痛みを取るほうが大事なのかと思う今日この頃です。

鳥取県米子市 歯医者 歯科

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削らない治療への盲信

メディアが騒いだおかげで、削らない治療が盲信されていますが、決してお勧めできるものではありません。

当院でも何十症例か希望の方に行いましたが、40%くらいは虫歯の悪化や進行が起き、神経の処置を余儀なくされたケースも多いです。

ですから当院ではよほどのことがないかぎりやらないようにしています。ご了承ください。

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虫歯って削ると治るんですか?

患者さんから何気なく聞かれたこの質問。

いい質問ですね。

 

虫歯というのは感染症なわけですが、歯の表面が虫歯の原因菌によって溶かされ、ぐちゃぐちゃになっている部分が虫歯と言われます。そこは菌と菌の繁殖地になったぐちゃぐちゃの歯があります。

虫歯に侵されていない部分は硬く、そこが境界線になります。

そこで、虫歯の部分しか削れない道具をつかって虫歯を除去します。

そうすると硬い部分、つまり侵されていない部分だけが残ります。そこでもともとの歯の形へ修復します。

その修復材料にも虫歯を防ぐ成分が含まれており、虫歯になりにくくなるというわけです。

 

まとめると、虫歯は削ると無くなります。治るわけではありません。

また、削らない治療というものもありますが結局は進行を押さえたのちに削ります

これをわかっていない人が多いようですが、最終的に削らないと菌を完全には除去できません。

 

ですから、結局は虫歯は削る、そして詰めて治す。ということです。

初期の虫歯や、再石灰化が期待できる虫歯などは削りません。

それをしっかりと理解してください。なんでも削らないのがいいわけではありませんので。

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患者さんの満足と自分の満足

いろんな意味で歯科の治療は繊細なものです。

前歯一つの治療にしても、色や形、発音などに配慮して治療をしないといけませんし、治療法についても多岐にわたります。

私は歯科医師ですから、内科の先生の治療なんかはよく分かりませんが、医科の治療よりもよっぽど大変だと思います。

良くいろんな業種の方がオーダーメードや一点ものをウリにしますが、歯科医療は全部がオーダーメードで一点ものなんです。歯科医療こそが精密で繊細な治療をするわけで、脳外科よりも緻密な治療をしていると思います。

歯科医療は正当な評価を受けていません。医科よりも点数が低く、歯科医師の地位もそこまで高くありません。せめて医師と同レベルまではいきたいものです。

たとえば、前歯の治療で患者さんがこれでいいですと言ったとしても、私が納得しなければそれはベストな治療とは言えません。逆もまたしかりです。

自分の治療がうまくいって患者さんも満足。これが医療なんです。

いろんな不満を持って他院から転院される方も多いですが、理由は本当に些細なことが多いです。

それだけに、私たちはしっかりと説明して、ベストを尽くさないといけないなあと思います。

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削らない虫歯治療。

最近になってメール相談が多いので、ここに回答をしておきます。

削らない治療は、全く歯を削らないわけではありません。感染している歯質は取り除きます。また、暫間的な治療になるので後で痛みが出たり、削らないといけない場合があります。

 

 

削らない治療には、フッ素による再石灰化を期待するものとドックスベストによる治療と大体2通りあります。

 

フッ素によるものは歯に高濃度のフッ素を用いて虫歯を治すもの。これは比較的軽度の虫歯に適応になります。または乳歯などの治療にも多く用いられます。

 

 

ドックスベストによる治療は、虫歯の範囲が大きく、神経への影響が考えられる場合に感染している歯質を少し残して殺菌性のセメントを使うものです。

書いてある通り、虫歯を一部残します。そのため、後で神経の炎症が起きて神経を取ったり、虫歯をすべて削る必要が出てきたりすることもあります。

 

軽度から中等度くらいの虫歯であれば、ドックスなどによる治療より、虫歯を取りきってしまったほうご良い場合が多いです。

 

この治療は子供でも対象になります。ただし、乳歯ではなく、永久歯に対象になります。

また、低年齢児(24歳くらいまで)には基本的に行うことができません。

唾液が入る可能性が高く、乳歯に応用するのが難しいからです。

 

 

削らない治療は、聞こえはいいですが、虫歯を残しておくというリスクのある治療です。私もこの治療をして後で神経を取ることになったこともしばしばあります。

なので、条件を厳しくしないと無駄に希望を持たせるだけになってしまいます。

 

万能の治療ではないのでご了承ください。 

 

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説明の大事さ。

こんにちは。古川歯科 古川です。

インターネット等で当院を見つけて、来られる方が多いです。

そういう方は、以前の歯医者でこう言われた。とかこういう説明をされた。といわれます。

が、全く違う場合もあれば、ひどく極端に誇張されている場合もあります。

また、治療の説明をされずに...。という方も多いです。

 

それでは歯医者は治療の説明をしていないのでしょうか?答えはノーです。

おそらく説明をしているのですが、わかりづらかったり、聞き取れなかったり、早口だったりして、聞き返すのも悪い気がして、そのまま。というのが最も多いかと思います。

また、診療台で緊張してしまっていると、説明されても緊張のあまり分からなくなってしまうこともあります。

 

患者さん自身がが何をされるか知りたい。一番大事なことの説明を歯科医師は忘れがちです。

いつも、患者さんの立場に立ちたい、とそう思っています。

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ドックスベストとその怖さ

最近は、日本全国、いろいろな方からメール相談を受けます。
インプラントや、歯周病なども多いですが、やっている歯医者が少ないからなのかドックスベストについてもたくさんメールをいただきます。
もちろん、主治医に聞けばいいことなのですが、Drと患者との壁は思っているより厚く、なかなか気軽に聞くのは全国どこでも難しいようです。(私は頑張りますよ)

ドックスベストによる治療は、深い虫歯をあえて全部取りきらずに殺菌性のあるセメントを使用して治療する方法です。2ヶ月ないし3ヶ月ていどもしくは6ヶ月くらい待機してから、最終治療に入る方法です。

歯を削りすぎない利点も多いですが、虫歯を残したままという怖さもあります。

すべてをこの治療にと言うのはおかしい話で、取りきれるなら取った方がいいし、神経が残せないなら神経を取った方がいいのです。
その判断が難しい、保存できそうな歯を対象にするべきではないか、と思います。

気軽に相談できる歯医者さん。ほんとに貴重なようです。

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麻酔をしますか?

こんにちは。古川歯科 古川です。

今日は歯科の麻酔についてお話しましょう。

現在は麻酔器材の進歩によりほとんど痛みなく麻酔ができます。

表面麻酔→33Gの針→電動注射器 この3つで痛みをかなり軽減できます。

炎症が強い場合などは麻酔が効きにくく、痛みが少しありますが。

 

ところで、歯科の治療について小さい小さい虫歯の場合は麻酔をしないほうがよいと思うのは私だけでしょうか?

麻酔の痛みが嫌いな方、しびれた感じが嫌いな方も多いと思いますが、いかがなものでしょうか?

歯医者への不満で、「麻酔をせずに歯を削られた」というものがありますが、小さい虫歯は麻酔をしないほうがいいものとされています。なぜなら、痛みがある場所は削ってはいけないところ、つまり虫歯でないところという風に判断できるからです。

なんでも麻酔をするのは私はいやです。

しかし、どんな処置でも麻酔をしてほしい。という方がいるのも事実です。

私は麻酔をするかしないかを逐一聞くようにしていますが、麻酔をしないで処置する理由もあるのです。わかってください。

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削らないで虫歯を治す③

こんにちは。古川歯科 医院長 古川です。

雨が続きますね。いつになったら梅雨明けなんでしょうか。

今日は削らないで虫歯を治すパート3です。

前回はこの治療法は虫歯をとりきらないで薬をつめるので経過観察が必要ということをお話ししました。

実際の治療の流れをお話しします。

まずは、虫歯が神経まで行っていないことを確認します。(レントゲン)
痛みがないことを確認します。(打診、触診)
その後、虫歯の部分を薬剤で洗浄します。(次亜塩素酸ナトリウム、EDTA)
充分に乾燥させ、DOCSBESTを充填します。
その上からプラスティックの詰め物をし、噛み合わせの調整をして治療終了です。

約1ヶ月ごとの経過観察をしていきます。もちろん痛みが生じた場合は神経の処置も考えなければなりません。

質問あれば聞いていただくと幸いです。

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削らないで虫歯を治す。②

おはようございます。古川歯科 医院長 古川でございます。

今日も暑いですね。

さて、削らないで虫歯を治す。パート2です。

前回、この治療法は乳歯や治療恐怖症の方や予防に有効というお話をしました。

では、なぜ前歯等には使いにくいのかというと虫歯を削らない(取りきらない)ということは着色も取れないということです。虫歯は少なからず歯質に対し着色作用があります。黒かったり茶色だったりすると、虫歯じゃないかと疑いますよね。

ですから、この治療法を使うと、削らない=着色を取らないのでまるで虫歯が残っているかのように見えてしまいます。(わかるのは患者と術者のみ)

なので成人の場合は前歯や見えるところの臼歯には使いにくい治療です。

また、虫歯を取りきるわけではないので慎重な経過観察が必要です。

つづきはまた。

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削らないで虫歯を治す。

おはようございます。古川歯科 古川でございます。

今日は晴れそうな雰囲気ですね。

今回は削らないで虫歯を治す、「Doc`sBest(ドックベストセメント)」についてお話致しましょう。

削らないで、というと誤解をされますので、「ほとんど削らないで」としておきましょう。HPにも書いてありますが、初期の虫歯であればほとんど削らずにセメントを詰めるだけで治療が完了します。ただ、痛みがある場合や、非常に神経に近い状態の場合は、この治療法でも後日痛みが出て神経の処置を余儀なくされる場合があります。感染した歯質を残したまま、封鎖するわけですから、定期的に観察していけることが条件となっております。治療後に痛みが伴えば、先ほども言いましたとおり再治療や神経の処置を必要とします。万能ではありません

また、この治療法のすごいところは、再度虫歯になることを予防することができるところです。銅を殺菌成分として含有しており、その効果は半永久的に続くのです。(メーカー添付文書より)

私のこの治療法の基準としては、小児や生え始めの歯牙、治療恐怖症の方に適応としています。

もちろん、大人の方でも使用できますが、もし虫歯を取れる状態なら、取ってしまった方が安心できます。この治療は完全とは言えませんので、ある程度とって、再発予防のために塗布する方法がベストかと思っています。

ご質問等あればお気軽にどうぞ。また書きます。

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