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他の歯医者で抜くしかないと言われました。

タイトル通りの言葉を主訴に来院される患者さんが多いです。

私の医院はご存じ「歯を守る」医院ですので、標榜通り、歯を残したい患者さんが来てくれます。

実際、お口の中を見ると、80%くらいの方は間違いなく残せる歯の場合が多いです。

本当に残せない場合もありますが、たいていの場合は、歯周病の治療と根の治療を併用することで、かなりの確率で残すことができます。

先日、来院された患者さんも、歯周病と根尖性歯周組織炎(根の膿)を併発していました。

根の治療と、歯周病の治療で、3回程度で揺れが収まってきました。

「なんで抜くしかないって言うんでしょうね?」とは患者さん。

これにはわけがあって、実際に本格的に歯周病治療に取り組んでおられる先生が少ないのと、最悪のケース、治療をしても最終的に抜くことになった場合に治療が無駄だと感じられてしまう恐れがあるのと、抜歯のほうが簡単だからです。

歯を抜かずに残す治療は医療者側も大変ですが、患者さんも大変です。

お互いにベストを尽くしていってはじめて治療効果が出るのです。

安易に残せると思われてはいけませんが、治療をすればほとんどの歯は残せると思います。

 

ただし、他の歯の悪影響となったり、抜歯がどうしても必要な歯は抜歯をします。当たり前ですが。

 

投稿日:2010年10月29日  カテゴリー:未分類, 歯周病, 院長の戯言