歯周病について②
おはようございます。古川歯科 医院長 古川でございます。
風はさわやかですが、暑くなりそうですね。
歯周病のお話です。
前回に続いて今日は歯周病の治療についてお話したいと思います。
歯周病の原因はプラーク(歯垢:菌の塊)や歯石(プラークが硬くなったもの)であることは前回にお教えしました。
では、原因を除去するのに自分で歯を磨けばそれだけで良いのでしょうか?答えは違います。いくら歯磨きの達人であろうとも、毎日毎回100%歯垢を取ることは非常に困難で、かつ歯石はブラッシングでは除去できません。
ですから、セルフケアは勿論のことですが、定期的にプロフェッショナルケアを受けないと健康な状態は維持できません。たとえば、車を家で洗車しても、やはりプロの洗車には到底及びません。ましてや車より使用頻度の多い口の中ですから、清潔に保たなければなりません。
近年、口の中の細菌(歯周病菌)が心筋梗塞発症のリスクを上げることや、妊婦さんには低体重児出産、早産のリスクを上げる(約7.5倍!)ことがわかってきています。その他にも糖尿病や弁膜症の関係も指摘されています。
口の中はすべての入り口です。玄関が汚い家には入りたくないものです。口の中に入れるものを無添加や無農薬というのなら、まず口の中を清潔にすることが何よりも健康のためになると私は思います。
投稿日:2009年7月15日 カテゴリー:未分類, 歯周病