さしばってなに?
こんにちは。古川歯科医院長 古川です。
基本的なことで、患者さんと医療サイドがすれ違うことがよくあります。
その一つが、タイトルにあるとおり、「さしば」です。
「さしば」→「刺し歯」?なのかどうかわかりませんが、とにかく針や心棒の様なものを歯にさして歯を補うもののようです。
以前は、根っこだけになってしまった歯に対して「歯冠継続歯」と言って土台からつながったまさに「さしば」を作っていました。
しかし、現在は土台は土台(コアといいます)、かぶせものはかぶせものとして別々に作るようになりました。そっちのほうが適合が良いためです。
しかし、「さしば」という言葉は一人歩きをして、「歯茎に直接さすもの」→(インプラントですね。)や「取り外しのできるもの」→(いればですね。)というようないろいろなホテツ物をいっしょくたにしているような感じがあります。
だから、私も「さしばがとれた」とか聞くと、何がとれたのか?とできるだけ正確に見て診断するようにしています。言葉通りに受け取ると、義歯だったり、かぶせものだったり、いろいろな場合があるので要注意ですね。
ちなみに、さしばっていくらですか?という質問がこの前ありました。答えておくと、保険で約5000円くらいです。
投稿日:2009年10月15日 カテゴリー:未分類, 院長の戯言