自制心と能力
当たり前ですが、医療はいい加減なことが許されない世界です。
しかし、人間の治癒力を利用しないと医療は成り立ちません。
薬を出しておきましょう、とか、様子を見ましょう、と言うのはよくあることですが、仕方のないことです。
いくら医療が万能になってきたとはいえ、まだわからないことはたくさんあります。
「わからない」ときは「わからない」としたほうがいいこともあります。
治療において、この一歩を踏み出すべきか、どうするか、悩む時があります。
そうなると夜眠れなくなります。
医者は苦痛を訴える人を相手にします。それだけでもストレスフルなのに、治療についても悩むのです。
それでも喜びの声を聞くことで帳消しになりますが。
なかなか大変です。
投稿日:2016年6月18日 カテゴリー:未分類, 院長の戯言