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定期検診で毎回虫歯

虫歯とは何なのか

とある患者さんの話。

その方は2~3か月に一度、定期検診を受けていたそうです。なぜか毎回のように「虫歯があります」と言われ、少し削られて詰めものをされていたようです。

毎回のように虫歯ができているのでその患者さんは「私は虫歯になりやすい」と勝手に思っていました。その患者さん当院に来てから5年くらいたちますが一度も歯を削っていません。なぜでしょう?

 

→虫歯ではなかったから。

 

 

また別の患者さんの話。当院でフォローしていた患者さんが希望の日時に予約が取れずやむを得ず他院に行ったそうです。そこで「あなた、虫歯が6本ありますよ。今すぐ削りましょう。」と言われ、怖くなって当院にやってきました。私が拝見したところ、治療の必要がある虫歯は1本もありませんでした。

いったいどういうことでしょう?

 

→虫歯ではなかったから。

 

 

虫歯というと、皆さんが思い浮かべるのは「黒い部分」だと思われますが、「黒い」虫歯は慢性化していているので削らなくてもいい場合が多いです。

当院では定期検診を積極的に行っています。定期検診をしっかり行っていれば、虫歯も削らなくていいんです。経過観察ができるのです。

実際、経過観察をしてるうちに大きくなった虫歯もありますが、この10年間一度も歯を削ってない患者さんもかなりたくさんいます。

無駄に歯を削る歯医者さんに行きたいですか?

 

人間は自分の望む答えを求めてしまうバイアスがあります。

 

自分が虫歯だろうと思っていたものに「虫歯ですね」と言われたほうが安心してしまいます。

でもちょっと待ってください。症状のない虫歯までもガンガン削るのはよくないです。

できるだけ歯を削らない歯医者を選びましょう。

 

 

 

 

 

あなたの大切な歯を守りたい

医療法人社団 古川歯科

理事長 古川清暁

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投稿日:2020年4月17日  カテゴリー:未分類