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何が虫歯なのか

こんにちは。古川歯科 古川です。

6月には学校歯科検診が皆さん行われて、当院にも検診表を持ってくる方が非常に多くおられます。
その中で、「要観察歯」という項目があり、ちょっと勘違いしやすいのでご説明したいと思います。
まず、虫歯というものは目に見える形としては「黒い」もしくは「白い」状態です。奥歯のみぞなどに黒く着色している状態などは虫歯なのかどうかは検査しないとわかりません。また、白いと言うのは白班(白い点状)のものが歯の表面に出ている状態で、これは初期虫歯と言えます。
白いものは初期虫歯、黒いものは要検査と言うことです。黒いものはレントゲンか触診にて検査します。レントゲンというものは万能ではないのでごく初期のものや写らない虫歯も存在します、その場合触診で検査します。歯科医師は触診で触れば虫歯かどうかは分かります。(触れるところなら)
さて、そこでごく初期の虫歯やまだ治療適応でない虫歯や着色のみの場合を「要観察歯」と呼びます。
検診用紙に「要観察歯」とかかれている場合はブラッシング指導やフッ素塗布で要観察ということで治療適応ではないという場合がほとんどです。
子供のお子さんでこの歯が黒いから虫歯ですよね?という方がおられますが多くは要観察歯です。
以前は黒ければすべて削って埋めていました。
現代の考え方では削る必要はなく、初期虫歯はブラッシング指導やフッ素塗布で治ります。
虫歯の治療も大事ですが、虫歯にならないようにすることが大事です、
つまり予防です。生活習慣の見直しをすることがまず一歩です。
要観察歯があった場合は、歯医者さんで定期的に見てもらう。
それが大事なことです。

投稿日:2009年7月23日  カテゴリー:子どもの歯の治療, 成人の虫歯予防, 未分類