とれる。
こんにちは。古川歯科 古川です。
さし歯や被せものがとれる、嫌なことです。
皆さんもいやでしょうが、私もいやです。
かぶせものが取れる理由には、短期的なものと長期的なものに分類できます。
短期的なものは装着から1から6カ月でとれたものとします。
これは、テクニカルエラーか、生体反応によるものです。
たとえば、歯が割れてしまったり、歯肉が増殖してきたり、接着剤が足りなかったり、というもので約70%は医療側の問題があります。
長期的なものは1年~10年くらいとします。
これは、大体がメンテナンスの不備です。
虫歯や、歯周病、過度の力がかかって歯が割れる、接着剤が流れてしまったなどです。
自然的なこともありますが、患者側の原因のほうが多いのが事実です。
どちらにせよ、取れるのはいいことではありませんが、歯がとれるのは歯を守るためでもあります。
接着が強力で、力をすべて歯に伝えていたら、歯が割れてしまいます。割れる前に歯がとれるほうがいいわけです。
また、子供の歯の詰め物は取れやすいです。それは子供は唾液が多く、乾燥が難しいのと歯が柔らかいため接着力が弱くなるためです。
投稿日:2009年11月13日 カテゴリー:子どもの歯の治療, 成人の虫歯予防, 未分類