インプラントの前に
めっきり冷えてきましたね。古川歯科医院長 フルカワです。
最近は皆さん情報をいろいろなところで仕入れてきているため、治療手順についてもある程度知識を持って来られる方が多いです。
しかし、診断をするのはあくまで医師なので、ご自身で判断されて来られるとちょっと困ります。
そんな中で、インプラントというものに対する知識はかなりあるようで初診からインプラント治療を希望される方も多いです。
しかし、もう既に歯が無いところにするのはいいのですが、「先生、これはもうだめそうだから抜いてインプラントにしてください。」と言う方もおられます。
これは本末転倒で、インプラントは自分の歯より感染に弱く、歯より持たせるのが大変です。
自分の歯を守れなかったのに、インプラントを守れるのか。
インプラントは自分のはより丁寧にあつかって磨かないといけません。インプラントを入れることによって自分の歯に意識がいくようになり歯磨きがものすごく良くなった方もいらっしゃいます。
このようにプラスに作用すればいいのですが、インプラントに期待しすぎてはいけません。
インプラントを入れる前に、自分の口の中の環境を整える。
それが一番大事なことです。
何事も万能の治療はありません。
すべては患者さんとともに、あなたとともに治療は進んで行くのです。
投稿日:2009年11月19日 カテゴリー:インプラント, 成人の虫歯予防, 未分類, 歯周病