アンダートリートメント
皆さん、オーバートリートメントは聞いたことがあると思います。見切りすぎの治療のことです。医療は術者主導で行くとオーバートリートメントになりやすいわけです。
では、アンダートリートメントとはなにか?やらなさすぎの治療です。患者主導の治療になると陥りやすいことです。
患者主導とは、「なんとか~になりませんか?」などの要望に対して医療的には難しいと判断した場合でも何とかしてしまうような治療のこと。
ともすれば、当院もこのような治療に陥る可能性があります。
しかし、医療的にこれは無理だという線引きがしっかりしていればそうはなりません。
患者さんのためと思って無理した治療が、結局すぐ破たんして余計に負担をかけてしまう。私も何度も経験したことです。
ですから、患者さんの希望を聞きつつ、最大限考慮して医学的判断にも委ねるというスタイルがいいのでしょうが、確実に実行できているのかわかりません。
やはり、医療は人情なんですね。
投稿日:2010年2月1日 カテゴリー:インプラント, 成人の虫歯予防, 未分類, 歯周病, 親知らず抜歯, 院長の戯言