妊娠中の歯科治療について
妊娠中の口の中についていろいろと言われているようなことがあるので、ちょっと説明しておきたいと思います。
妊娠中は食生活に変化がみられ、ホルモンバランスの変化もあり、口の中の環境が悪くなりやすいです。
結果、虫歯や歯周病、口内炎や智歯周囲炎(親知らずの腫れ)などがおこりやすくなります。
妊娠中に治療を済ませておくことで産後も心地よく暮らすことができます。
虫歯のリスクについては、食事回数の増加、食べ物の嗜好の変化、歯垢清掃の不良があげられます。
歯周病のリスクについては、女性ホルモンによる影響で炎症を起こしやすくなり、政争の不良が重なって歯肉炎を起こしやすくなります。
また、歯周病は早産の危険性や低体重児出産の可能性も上がります。妊娠中の口のケアは非常に重要です。
妊娠中の歯科治療は中期(5か月~7カ月)に行うことが望ましいです。
また歯科の麻酔やレントゲン撮影は胎児への影響はほとんどありませんので安心して治療を受けてください。服薬については注意が必要ですが、歯科で使用する薬はほとんどが安全かと思われます。
妊娠中にお口の環境を整えることで産後もお子さんも良い状態で経過することができると思います。
投稿日:2011年5月27日 カテゴリー:成人の虫歯予防, 未分類, 歯周病