結局は治癒能力
先日、患者さんに根の治療の説明をしていました。
根っこの膿を直接触ることができるわけではないので、膿を治すのは患者さん自身の免疫なんですよ。と説明したら、わかりませんと言われてしまいました。
虫歯や入れ歯なんかは治療をするだけで終わりですが、根っこの治療や神経をとる治療は私たちは自己免疫の治癒能力の手助けをしているにすぎません。
ですから、内科の治療などと同じなわけです。
風邪も症状を抑える薬は飲みますが、風邪を直接治せるわけではありません。
これは根っこの治療と全く同じで、根の中を消毒することで膿の原因は無くしますが、膿自体を治すのは患者さん自身なのです。
歯周病なども同じことが言えます。
結局は患者さん自身の治癒能力が一番大事というわけです。
投稿日:2011年6月29日 カテゴリー:成人の虫歯予防, 未分類, 歯周病, 院長の戯言