患者さん本位の治療とは何か
患者さん本位の治療が今、重要視されています。
今までは術者本位、「おまかせ」治療がほとんどでした。
最近では患者さんが治療方法を選び、また術者並みの知識を持つことで医院を選択しています。
実際、患者さん本位の治療とは何か。患者さんの言うとおりに治療すること。文字通りとらえるとそうなりますが、そんなことをしたら歯科医師の経験や国家資格の意味がありませんよね。ロボットにでも治療してもらった方がいいです。
慈悲というとおかしいですが、患者さんの考え方に「つきあう」ことも必要ですし、「つきあい」すぎると医学の根本から離れて行きます。
私もこのボーダーラインにいつも悩むのですが、私にしかできないことは、「患者さんとともに歩む」ことです。
頭ごなしに否定しても受け入れられない。
こうあるべきというのは人体なので存在しない。
そうなると、その時々にあるベストな選択をするべきだという結論に達します。
歯科治療に完成は無いのですから。(人間は死ぬまでは変化し続けるので)
患者さんと一緒に考える。後悔しない治療をしましょう。
投稿日:2012年11月16日 カテゴリー:インプラント, 審美歯科, 未分類, 歯周病, 矯正治療(マウスピース), 親知らず抜歯, 院長の戯言