キャパを超えると…
今日は用事があって、大阪に来ています。
妻と二人の子供連れです。
お昼に飲食店に入りました。
ものすごい人の数で、家族経営(おそらく)の小さなお店は修羅場と化していました。
まず、水が来ない。注文も来ない。
フロアを取り仕切るおばちゃんはとにかくてんてこ舞いで、注文したものが2個来たり、箸を2回持ってきたりとはたから見てもテンパっていました。
普段はそんなにお客さんが来ないのでしょうか。この連休です。
やはり、キャパシティを超えるとサービスの低下が起こります。
ご飯はおいしかったのですが、たぶん二度と来ないでしょう。
歯科医院も同じです。
患者さんが押し寄せるほどの人気医院になると、予約が2週間後とか、長時間待たされたりします。そして、5分くらいの会話の無い診療。
はたして、この医院は人気が保てるでしょうか。
実際、当院でもほぼ完全予約制なのですが、てんてこ舞いになる状況がありました。
やはりそうなると、患者さんの満足度は下がりますし、こちらもイライラします。
そこで、当院ではキャパシティを決めました。この時間はこの人数しか見れない、と。
これを決めたことで、もちろん予約は取りづらくなりましたが、予約時間を厳守し、待たせない診療が可能になりました。
また、従業員にも余裕が出てきます。患者さんとの会話やカウンセリングの時間をしっかり取ることで信頼関係が生まれます。
私も、処置に対する焦りがありませんから、ゆっくり丁寧な診療が可能となります。
理想的には、予約・来院される患者さんすべてを診るのがいいのでしょうが、そうもいきません。時間と人間には限りがあります。
ホンの日常の一コマですが、サービス業の難しさを痛感しました。
投稿日:2013年2月10日 カテゴリー:未分類, 院長の戯言