当院の診療方針
当院の治療方針
当院での全体の方針としては「口腔は移り変わるもの」ととらえています。
治療を行えばそれで終わりではなく、口の中という過酷な環境の中でより快適なものを目指すものが歯科医療だと考えています。
口の中は多湿、高温、そして肛門より多い細菌数、呼吸、発音、というどの医療でも考えられないほど過酷な環境でハードルの高い条件の中で結果を出さないといけません。
また口の中は痛覚のみ、そして髪の毛一本でもわかるほど敏感な器官です。
その中で人工物が入ることを出来るだけ避け、歯を残す、という「Mi」(ミニマルインターベーション、最小限の侵襲)をテーマに治療を行っています。
歯牙に関してはできるだけ削らない、抜かない、神経を保存する、というものになります。
ですが、このできるだけというのが重要で、手は尽くしますが残せない場合もあり、また最初からその歯を残すメリットが無い場合は抜歯をすることもあります。
むやみに削ったり抜かないという風にとらえていただいたらよいかと思います。
また歯が抜けてしまった場所も通常であれば周りの歯を削ってブリッヂというものが多いですが、歯を削らない方法としてインプラントや歯牙移植など治療方法の選択できる幅が多いのも当院の特徴です。
「全ては患者さんと共に」お任せで診療するわけではなく、患者さんの意志と術者側の意図が噛み合い、そして人体の治癒力を生かし、また加齢や移り変わる環境の中でベターな方法を考えていく、被せものを入れたらおしまいでは無い歯科医院を目指します。
投稿日:2017年3月10日 カテゴリー:未分類, 院長の戯言