歯の悩みは尽きないvol.2
今回もインターネット上のよくある質問に答えます。
今回はこれ。
「ブリッジのために削った健康の歯の痛み
先週の水曜日にブリッジを装着するため両脇の健康の歯を削りました。
麻酔はなしで奥側の歯の際は、おもわず痛い!!と叫ぶほどの痛みが
ありましたが痛み止めの薬をもらい帰宅しました。
多少の痛みは数日あるかもしれないが、だんだん痛みは消えるからと
言われましたが奥側だけ日に日に痛みが増してきます。
水を飲むだけでキーーーンとしみます。ロキソニンを服用しないと寝れないです
次回は*月*日の予約ですが、その前に行ったほうがいいのでしょうか?
また、健康な歯を削り痛みがでたりするものなのでしょうか・・・
素人判断なのですが神経が傷ついていたり炎症していた場合、このまま痛みが
ひくのを待つしか方法はないですか?」
歯が無くなってしまい、その両サイドの歯を削ってBrにしたという話。
神経が両方とも残っているようです。神経のある歯を削って、痛みやしみた感じが出ないことはありません。
出て当然です。
キーンとしみるのも正常です。
「健康な歯を削って痛みが出たりするのでしょうか?」→削っているのですから、痛みは出ます。
「素人判断なのですが神経が傷ついていたり炎症していた場合、このまま痛みが
ひくのを待つしか方法はないですか?」→待つのではなく、神経を取ったりする処置があります。
非常に私たち歯科医師が日常遭遇する症例です。
「虫歯を治したはずなのに痛い」とか「被せたのにしみる」などは削ったり被せたり詰めたりする行為が、神経への刺激と神経への接近を意味します。だから、治療すればしみたり、痛みが出るのは当たり前なんですね。
しかし、虫歯を削るという行為は外科でいうところのガンを切除するのと同じ行為なんです。
身体にダメージはあるけど、ダメージを最小限に食い止めると言うのが歯科治療なんですね。
投稿日:2012年3月26日 カテゴリー:子どもの歯の治療, 審美歯科, 成人の虫歯予防, 未分類