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ボツリヌストキシン治療を始めます!!

昨日、ボツリヌストキシン注射療法のトレーニングと実地を東京で行ってきました。

歯科領域では

  • 歯ぎしり・食いしばりの緩和
  • 顎関節症の緩和
  • ガミースマイルの改善
  • 咬筋の発達により
  • 食いしばることで起こる、頭痛や肩こりの緩和
  • 歯ぎしりが原因で進行する歯周病の治療
  • 口元の梅干しシワの改善

に有効です。

特に咬筋部分への注入は歯ぎしりやエラの予防にもなります。

薬剤が入荷しだい開始いたします。おそらく3週間後くらいになると思います。

金額は33000円(咬筋部)の予定です。

 

★ボツリヌストキシン注射治療について

◆ 治療内容について

本治療は、ボツリヌス菌が産生するたんぱく質(ボツリヌストキシン)を極めて微量注入することで、神経から筋肉への信号伝達を一時的に抑制し、筋肉の過剰な動きを緩和する治療です。

◆ 期待される効果

– 咬筋への注入による歯ぎしり・食いしばりの改善
– 表情じわの緩和
– 発汗の抑制
効果の発現は注入部位により異なりますが、しわ・汗への効果は通常2~3日以内、筋肉の縮小効果は数日~数週間で実感されます。持続は3~4か月程度であり、継続する場合は定期的な注入が推奨されます。
治療後に左右差や効果の実感に個人差が生じ、ご本人のご希望と結果が異なる場合でも、医学的に問題がない範囲であれば再処置・返金の対象にはなりません。
※ごくまれに、抗体を保有している方(約1,000人に1~2人)では、効果が弱くなる場合があります。

 

◆ 副作用・合併症

– 注射部位の内出血
– 筋力低下による違和感(例:食事時の違和感、皮膚の軽度のたるみなど)
– 表情部位への注入により、動かしにくさや重たさを感じることがありますが

時間の経過とともに回復します
– 発熱・吐き気・頭痛(発症頻度は0.5%以下)
※治療効果が表情等に大きく影響すると判断される場合には、他の治療法をご提案することがあります。
また、注射後数日間は、飛行機搭乗などの気圧変化や長時間の移動により、注入部位に内出血や腫れが助長される可能性があります。可能であれば、施術後数日間は航空機のご利用をお控えいただくことを推奨いたします。

 

 

◆ 注意事項

– 妊娠中・授乳中の方には本治療は行えません。
– 基礎疾患をお持ちの方は、必ず事前に申告してください。
– 既知のウイルス(HIV、ウイルス性肝炎など)に対する安全性は確認されていますが

未知のウイルスについては完全には否定できません。
– 【重要】治療前後3か月以内の妊娠は避けてください。

 

◆ ご注意事項

以下のいずれかに該当する場合、治療をお断りまたは医師の判断により慎重な対応をさせていただきます。
– 重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、ALSなどの神経筋接合部疾患をお持ちの方
– 閉塞隅角緑内障、呼吸器疾患(喘息・COPD等)、嚥下障害のある方
– 妊娠中、授乳中の方、またはその可能性がある方
– 治療後3か月間の避妊に同意いただけない方
– ボツリヌストキシン製剤に対するアレルギー既往がある方
– 抗凝固薬、ステロイド剤、アミノグリコシド系抗生物質などを内服中の方
– 注入部位に感染または炎症がある方

 

◆ 治療後の注意事項

当日〜2週間程度は以下の行為をお控えください:
入浴・サウナ・激しい運動・マッサージ・フェイシャル施術・飲酒・飛行機搭乗など
腫脹・内出血が起こる場合がありますが、多くは自然軽快します。

 

 

ボツリヌストキシン注射治療の適応は?

  • 歯ぎしり・食いしばりの緩和
  • 顎関節症の緩和
  • ガミースマイルの改善
  • 咬筋の発達により
  • 食いしばることで起こる、頭痛や肩こりの緩和
  • 歯ぎしりが原因で進行する歯周病の治療
  • 口元の梅干しシワの改善

 

★ボツリヌストキシン注射治療Q&A

  • 痛みはありますか?

注射を打つので、針を刺す痛みは感じます。注射後は、少し重くなるような感覚になります。その重くなるが正常な感覚です。

  • ダウンタイムはありますか?

ダウンタイムはありません。注射後、そのままご帰宅いただいても大丈夫です。

  • 治療後にお酒は飲んでも大丈夫ですか?

お酒は注射当日と翌日はお控えください。

  • 注射後は通院しなくてもよいのですか?

注射1週間後は、経過観察のために1度ご来院いただき、その後問題がありませんでしたら通院は必要ありません。ボトックスの効果が切れて再度注射をご希望の際は、改めてご予約をお願い致します。

 

★歯科医院で行うボツリヌストキシン注射の利点

歯医者で行うボツリヌストキシン治療の最大のメリットは、咬み合わせを考慮して咬む力をコントロールすることが可能になることです。結果的に、歯はもちろんお口周りのトラブルを予防・改善することにつながります。また、仕事や痛みなど様々な事情でマウスピースの装着を避けたい患者様・認知行動療法、運動・理学療法などを行うのが難しい患者様にも効果的です。日頃からお口が空いたままになったお口ポカン状態の口唇閉鎖不全を改善させるにもボツリヌストキシン治療が有効と言われています。口呼吸から鼻呼吸へと改善されると、口腔内の乾燥を防げるため風邪を引きにくくなったり、唾液の自浄作用が高まりむし歯や歯周病になりにくい環境になったりします。このように見た目だけでなく、機能面でもメリットが多くあります。

 

★ボツリヌストキシン治療の効果期間

ボツリヌストキシンは注入してから約2日~3日、遅くとも2週間ほどで効果が現れます。個人差はありますが約3か月は効果が持続します。効果が切れてくると徐々に神経の働きが回復してきますのでボツリヌストキシンの注入前の状態へと戻っていきます。その場合に再度ボツリヌストキシンを注入することで再び効果が現れます。ボツリヌストキシン治療は効果が切れてきたら繰り返し注入することが可能で、継続的に注射することで改善率も向上します。

 

投稿日:2025年10月3日  カテゴリー:お知らせ, 審美歯科, 院長の戯言